仕事をするにあたり、美容業で働く場合はどのようなものがあるでしょうか。美容室、エステサロンなどのほかに近年は、ネイルサロン、マツエクサロンなども人気があります。今回は、マツエクサロンをオープンしたいと思った時に必要な資格や、準備について解説します。アイリストとして独立を目指したい方は、内容を参考にしてみてください。
マツエクサロンの開業に必要な資格は?
さまざまな仕事には資格が必要な場合があります。お客さんの目元を施術するマツエクサロンを開業するには、どんな資格が必要なのでしょうか。
そもそもマツエクサロンとは
マツエク(まつ毛エクステンションの略)は、自分のまつ毛に人口まつ毛を接着剤でつける施術のことを指します。今ある自分のまつ毛にエクステをつけていくので、まつ毛のボリュームアップ、長さのアップなどができ目元を華やかにみせられるでしょう。マツエクは美容室、トータルサロンなどでも施術を行っていますが、マツエクサロンとして専門のサロンを構えていることもあります。
マツエクサロン開業に必要な資格
マツエクサロンをオープンするにはどのような資格が必要なのでしょうか。以前はマツエクの施術に資格は必要ありませんでしたが、目に接着剤が入ってしまうといったトラブルが発生したため、2008年よりマツエクを行うには美容師免許が必要になりました。そのため、マツエクを施術するアイリストになりたいと思ったら、美容師資格を取得する必要があります。
また、自分ひとりだけの場合は必要ありませんが、アイリストが2名以上になるサロンを開業する場合は、管理美容師免許を1名が所持している必要もあります。また、開業の際には保健所に美容所登録もしなくてはなりません。
サロンの開業に必要な資金
マツエクサロンの開業には、どのような場所でサロンをオープンすることになるのでしょうか。いくつか選択肢があるのでそれぞれどれくらいの資金が必要になるのかまとめました。
自宅でサロンを開業する場合
マツエクサロンは省スペースで開業できますがお客さんはリラックス、非日常感などを楽しみに来る方が多いため、自宅といっても生活感があふれるサロンでは集客が期待できません。そのため自宅サロンは賃貸料金がかかりませんが、サロンルームの改装費用や家具などにある程度費用をかけましょう。
改装費は20万円から100万円くらいと考えておけばよいでしょう。施術用のチェアやベッドなどの用意には10万円くらい用意します。細かな備品や材料、消耗品は数万円から20万円くらいです。広告宣伝費には30万円ほどかかりますが、掲載料が無料のサービスを活用する、SNSを活用するなどで宣伝費を抑えることもできるでしょう。
物件を借りる場合
物件を借りてサロンを開業する場合、賃貸料金が発生します。敷金や礼金、家賃が発生するため初期費用が多めに発生します。借りる物件の家賃にもよりますが、100万円くらい用意しておくと安心です。
レンタルサロンを借りる場合
レンタルサロン、シェアサロンは使いたい時に利用できるというメリットがあります。最低限の備品や設備があることが多いため、初期費用が少なくすむでしょう。時間ごとに借りる時間制、月額制など利用方法が異なるため自分に合ったレンタルサロンを選びましょう。
レンタルサロンの利用料には幅がありますが、10万円ほどみておきましょう。内装は改造できず、家具の持ち込みもできない場合が多いためそれらの費用はかかりません。レンタルサロンの利用料以外にはつけまつ毛やグルーなどの消耗品に費用がかかります。10万円ほどみておくとよいでしょう。
アイリストがやるべき集客方法は?
マツエクサロンを開業したら集客活動をしなければなりません。どのような集客方法をすればよいのでしょうか。
ポータルサイトを活用する
美容系ポータルサイトに登録すれば、近隣の方やサロンを探している方がサロンの情報を見て来店してくれる可能性があります。ネット予約もできればお客さんも気軽に予約できるため、集客率のアップに繋がります。しかし大手美容系ポータルサイトは掲載料金が高いため、掲載料金にあまり費用をかけられない場合は無料で利用できるポータルサイトや口コミサイトを活用してみましょう。
ホームページをつくる
ポータルサイトで新しいお客さんが来てくれたとしても、そこからリピーターが増えなければ経営は安定しません。そこでおすすめなのが、ホームページの作成です。ホームページで料金の紹介、店舗の様子や施術の様子を詳しく掲載することでお客さんが予約をするかどうかの判断材料になります。
ブログでこまめに情報発信をしたりキャンペーンのお知らせをしたりすることでリピーターを増やしましょう。またSNSとの連携でさまざまな方の目に触れるようにすることもおすすめです。
まとめ
マツエクは美容室やトータルサロンでも施術できることが多いですが、省スペースで施術が可能なためマツエクサロンとして開業を目指すこともできます。開業するには自宅、賃貸物件、レンタルサロンなどを使用する方法があるので自分に合ったものを選びましょう。
また集客には、無料のポータルサイトやSNSの活用がおすすめです。ホームページの作成でリピーター獲得を目指しましょう。広告費に使える費用に余裕が出てきたら、大手ポータルサイトの活用も考えていくとよいでしょう。